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タバコのニコチンに神経細胞再生効果がある? [医学・医療]

これは驚きです。
タバコを吸う人にアルツハイマーが少ないことから研究を始めたらしいが
ニコチンパッチでも使うと呆け防止になるのだろうか?

以下
▽ ソース 北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20101224102.htm


タバコの葉に含まれる有害物質「ニコチン」に、脳神経細胞の再生を促す効果があることを、
金大医薬保健研究域薬学系の米田幸雄教授らの研究グループが23日までに確認した。
動物の脳細胞にニコチンを加えると、神経細胞ができる割合が増加した。研究グループによると、
人間に適用できれば、アルツハイマー病など、神経細胞の脱落に起因する病気の予防、
治療法開発につながる可能性があるという。

情報処理と情報伝達を担う神経細胞は、神経幹細胞が作り出す細胞が分化してできる。

米田教授は、喫煙者にアルツハイマー病患者が少ないという過去の調査結果からニコチンに着目。
ニコチンによって、神経幹細胞が神経細胞に分化する割合が高まるかどうかを調べた。

実験では、マウス、ラットの胎児の脳から取り出した神経幹細胞を培養し、ニコチンを加えた。
ラットの場合、ニコチンを加えると、神経細胞の割合が25%から40%に増え、マウスでも同程度の
結果が得られたため、ニコチンが神経細胞への分化を促進していることが裏付けられた。

神経細胞が脱落することで発症するとされているのは、アルツハイマー病のほか、脳卒中後遺症や
パーキンソン病などがある。
脳内にある神経細胞は増殖しないが、新たな神経細胞を生み出すことができれば、
脱落した分を補うことができる。

米田教授によると、喫煙によるニコチン摂取は、デメリットの方がはるかに大きい。病気予防や
治療への活用に向けては、ニコチンの有毒性や血管収縮作用など課題も多いが、
すでに禁煙用ニコチンパッチなどの使用例があり、ノウハウが生かせるという。

同グループには寳田剛志助教と大学院生の川越博文さんが参加し、研究成果の特許を申請した。
米田教授は「まさに『毒をもって毒を制す』で、有害な物質でもうまく使えば病気予防や治療に
役立つ可能性がある。企業と連携して研究を進めたい」と話した。




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