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透明人間になれる日が近いという技術が発表された [医学・医療]

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部の神経学者ポール・トンプソン氏が
新開発の化学薬品によって、脳組織を透明化することに成功したと発表した。

それによると、実にシンプルな化学薬品の配合によって、マウスの脳組織を透明化
させて見ることができたと述べている。
その薬品とは尿素とグリセロール、それに界面活性剤であるトリトン-Xという薬剤が
使用される。実にシンプルな配合で、誰が考え付いたものだろうか?
この薬品を「Scale」と名付けている。


これまでも組織を透明化する技術はあったのだが、すべて透明化され、神経伝達
経路を解明することが出来なかったようです。今回の技術を用いれば、細胞その他
の構造に標識としてつけられた蛍光を直接観察できるようになるということです。


今回の研究ではマウスが利用されたが、「心臓や筋肉、腎臓といった他の器官や、
霊長類およびヒトから採取した生検組織試料への適用も目指している」という。


◆「透明人間」になる可能性も

とはいえ、実験動物が「透明人間」のようになることは当分ないだろう。Scaleは生き
たままの動物に使用するには毒性が強すぎるためだ。しかし宮脇氏は、いずれこの
問題は解決すると考えている。


「われわれは目下、別のもっと毒性の弱い試薬候補の研究を進めている。開発に成
功すれば、生きたままの組織を、透明度はやや落ちるが同じやり方で調べられるよう
になる。その結果、以前はまったく不可能だった研究にも可能性の扉が開くだろう」と
宮脇氏は述べている。

今回の研究は、「Nature Neuroscience」誌オンライン版に8月30日付で発表された。


すごい技術が発表されたものです。
映画「インビジブル」のような世界が実現するかもしれませんね。
でも、くれぐれも「女性の下着を盗む」ような悪用はしないようにね。


インビジブル(BD)

インビジブル(BD)

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