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新型インフルエンザについて [健康・病気]

新型インフルエンザ国内感染者が44人になりました。
河村官房長官が今日の報道記者会見で話していたように感染者は全国に拡大していく懸念があります。日本国内でももはや時間の問題だろうと思います。



今回のA(H1N1)ウイルスは鳥と人由来の遺伝子を持つ北米の豚ウイルスとアジアと欧州の豚ウイルの混合型であることが判明しています。そして、5月2日には豚がこの新型ウイルスに感染していることがいろいろな情報からわかっています。

人から豚、豚から人へと感染が繰り返されると、ウイルスが突然変異し、病原性の高いウイルスに変化する可能性が高くなって来ます。このような低毒性であることは、感染しても症状が出ないことから、予防対策が遅れ、人の移動で拡散し、それが豚に感染してウイルスが変異して、再度人に感染したときに強毒性になる可能性が否定出来ないからです。

今後、南半球では気候が冬となり気温が低下してきます。何故、冬になるとインフルエンザが猛威をふるうようになるのかというと、要因は咽頭部分の乾燥と体温低下による免疫力低下が主な原因です。体温が1度上がると人間の免疫力は10倍高くなると言われています。そのため、43度くらいの風呂に入ることを推奨する人がいるくらいで、よく昔から風邪を引いたら熱い風呂に入ってすぐ寝なさいというのもあながち嘘ではないと思います。

すでに南半球のコロンビアで感染者が報告されているので、今後そのウイルスが変異して季節が冬を迎えた南半球で猛威をふるう可能性も出て来ました。

鳥インフルエンザウイルスが人に感染しない理由は、人の咽頭に鳥インフルエンザウイルスと結合するレセプターがないからです。しかし、今回のウイルスは鶏・豚・人の混合型であることから人への感染が容易に進行します。重症化して死亡する例があるのは糖尿病、肺炎などの疾患を持っている人で免疫機能が弱くなっているため、咽頭から体内へ移行しやすいのだろうと思います。重症化した人の死因の大部分は肺炎です。それは肺の奥には、咽頭には存在しない鳥インフルエンザウイルスと結合するレセプターがあるため、肺内に捕らえられウイルスの増殖が起こり悪化するからです。

特に若い年齢層に感染が広がることが今回の新型インフルエンザウイルスの特徴です。若年者には年配者にある免疫物質が存在するからではないかと推測されていますが明らかになっていません。

とにかくにも感染は徐々に拡大しつつあることを認識し、マスク、手洗いなどを確実に実行するしか手段はないと思います。






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